「すてきな奥さん」(主婦と生活社)から「CHANTO」へ、女性のライフスタイルの変化と共に、生まれ変わって新創刊!

 

すてきな奥さん」が5月号(4/5発売)で休刊、「CHANTO」に生まれ変わり6月7日に創刊されました。

「CHANTO」(主婦と生活社)
「CHANTO」創刊号
(2014/6/7発売)

読者と共に成長し、時代の流れと共に役割を終え、次の雑誌にバトンタッチしていくスクラップ&ビルドの宿命を背負っていることは変わらぬ事実ですが、「すてきな奥さん」もまさにその宿命。
発行当初は“すてきな奥さん”と言われる専業主婦層が多くメイン読者に抱え、家計のやりくりや主婦の賢い節約術などを紹介し80万部を売り上げていた「すてきな奥さん」でしたが、ここ数年の女性を取り巻く環境の変化により、15万部程度まで低迷してしまっていました。同じ30代の既婚であっても仕事を持つ女性が増え、家事も、子育ても、仕事も、そして自分のこともちゃんと(「CHANTO」)楽しむことを目指す女性が求められるようになってきたことを機に、今回の新創刊も決定しています。
いつもと少し違ったのは、24年も続いてきた雑誌の休刊にしては、妙に清々しい休刊だったこと。最終号の「すてきな奥さん」でも24周年大感謝プレゼントを掲げ、別冊付録には創刊準備号の新雑誌「CHANTO」が付き、目次後の見開きで、“新雑誌CHANTOのギモンにお答えします”と、読者にアピール。
休刊の挨拶も、またいつかお目にかかれることを…ではなく、本番の創刊号はちょっと先だから、『今からカレンダーに〇をつけて楽しみにしていてくださいね。』という、明確に次の「CHANTO」に読者と共に進むという強い意志が感じられるものでした。
すてきな奥さん」が誕生したのは1990年4月、当時も47年続いた「主婦と生活」の後継誌として創刊され、節約生活の方法等で人気となったという経緯があるだけに、脈々と続くDNAのようなものがあるのかもしれません。
尚、60万部維持していた年末に臨時刊行される「新春すてきな奥さん」は、タイトルもそのままで継続発行。ポーチ、手帳、家計簿等の付録も健在であることを最終号で読者にも明示しています。
チャントしっかり、読者の要望にも応えていくようです。

『仕事に家事に子育てに忙しすぎて自分の時間ゼロ!そんな毎日をクルリと変える新しい雑誌ができました』と表紙に明記した「CHANTO」創刊号では、“働く私の時短ダンドリ術”がテーマ。
効率やスピードにより、働いていても家事もしっかりこなしたいという人が多い、メイン読者の30代の子育て中キャリアママのためのヒントが満載です。

美容ページは…忙しい「CHANTO」世代に時短をテーマとした<忙しさに負けたくない!キレイな私は5分でできる!>が大特集。Part1読者アンケートで人気の<使ってよかった2大時短コスメ>では、オールインワンスキンケアとBB&CCクリームが読者のコメントと共に掲載に。Part2は読者モデルが登場する<5分以内でできる簡単ヘアアレンジ>、Part3ではテンションのアガるレインシューズが紹介されています。
美容特定の定例ページはなし。創刊号の“CHANTO NEWS”、“CHANTO Recommend”にコスメが掲載されていたものの、美容アイテム限定ではなく、時々のお薦めに。(創刊号はコスメ)
リアルなライフスタイルに沿うことで親近感のある提案になっていきそうです。

==2014.7.22==

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