創刊25周年めの「CREA」(文藝春秋)、知的刺激を求めて、リニューアル!

 

ラテン語「CREARE」(創造)に由来する「CREA(クレア)」が創刊されたのは1989年11月。『これまでの女性誌に飽き足らない女性へ  美しき野次馬たちへ』のキャッチコピーと読者に媚びない知的なクールさ、文藝春秋唯一の女性誌としても注目され話題に。1テーマの特集主義と知的な大人の女性という読者像からライバル誌として意識されたのは、1991年創刊の「FRaU」。特集やテーマにより、「SPUR」や「FIGARO」「ブルータス」のライバルとなることもあり、その変化が楽しめるのが「CREA」の魅力でもありました。

新生「CREA」の編集長は、石橋俊澄氏。アートディレクターには「Harper’s BAZAAR(ハーパーズ バザー)」等も手掛けた瀬田祐司氏(BRONCO)を起用。国籍にこだわらないモデルの起用や独特の世界観を重視した巻頭の商品情報ページ等でも、自由な世界観を作品として魅せるページ作りを意識しています。ロゴも刷新、スタイリッシュなフォルムに変更。
知的だからこその、余裕と遊び心を持つ女性読者像を掲げてのリスタートとなる新生「CREA」でまず驚かされたのは、赤い馬と鹿と女性による“知的馬鹿”という、思いもよらない斬新な組み合わせの広告ビジュアル。…感性に訴える知的刺激を表現したビジュアル…としての掲載とのことでしたが、間違いなく目を惹く広告ではありました。東京、大阪の主要駅での大型ポスター、東急東横線女性専用車両中吊りジャック、メトロ銀座線・メトロ丸の内線・大阪地下鉄中吊りの他、日本経済新聞、朝日新聞等の新聞広告、Google・Yahoo! JAPANでのバナー広告等で幅広く公開されていましたので、きっとどこかでみかけられたのではないでしょうか?

「CREA」2014年3月号

新生「CREA」の記念すべき1号の特集はパリ。『賢者33人が明かす、秘密のパリ』と題し、江國香織さん、草間彌生さん、小澤征良さん、鹿島茂さん、平野啓一郎さん等、パリに関わりの深い賢者たちの知的刺激の源や彼らがこよなく愛す“秘密のアドレス”を公開。「CREA Traveller」を担当してきた石橋俊澄編集長の創るパリ案内は、視覚からの知的刺激でパリへと誘います。付録には“パリレストランガイド2014”、大人の女性には欠かせない楽しみな情報もしっかりおさえています。

美容ページでは…、美容企画特集の“CREA BEAUTY”が登場。
情報発信中心の特集から、毎号テーマを変え、美容と共に生きる姿勢を提案する特集にシフト。
第1回目は永田みゆきさんによる特集<大人のビューティ新常識>。美白やUV等話題のアイテムの最新事情、働く女性視点でのアイケアアイテムの推奨、チークやベース等今期のトレンドを意識した進化系アイテム紹介、賢いノウハウ提案としての化粧品カウンター利用の薦めと、「CREA」読者が知っておくべきコスメ情報が掲載に。

美容班のリアルな評判を知ることのできる“EDITOR’S CHOICE”、齋藤薫さん、吉田昌佐美さん、渡辺佳子さんとお馴染みの美容ジャーナリスト3人の連載を斬新な見開きタテ組スタイルで掲載した“BEAUTY Journal”が“BEAUTY Bible”の進化版として登場。
**好評の齋藤薫さんの“美脳トレーニング”はそのままに、吉田昌佐美さんと渡辺佳子さんは新連載をスタート。
世の中の動きや事象からの視点で美を説く齋藤薫さんの“美脳トレーニング”、ブランドの個性や強みに着目した“吉田昌佐美のブランド魂発見!”、日本の美容という視点でその歴史を解析する“渡辺佳子のニッポン美容解体新書”と三人三様の独自視点は健在。
齋藤薫さんは創刊号の“美脳トレーニング”の中で、「CREA」が新モットーとして掲げる“知的馬鹿”について、それこそが最強のアンチエイジングであり、『〝馬鹿〟をやる好奇心と行動力が理屈抜きの若さを生む一方で、バランスの悪い若さでは意味がないから、そこに知性によるバランス感覚があってはじめて、美しい若さが成立する。だから〝知的馬鹿な大人〟を目指すべきなのだ。』と語っています。

毎年恒例の美容特集号は4月号(3月7日発売)。『私はこの顔で生きていく』をテーマに、持って生まれた顔と共に生きていく覚悟を持つことで、年齢を重ねるほどにいい顔になっていく、大人のいい顔を生かす美容を提案。若く見られることに捉われるのではなく、自分の顔を自信を持って受け入れることのできる大人の女性こそ、新生「CREA」の望む読者層、これから増えて欲しい30代の女性達です。

「CREA」2014年3月号
「CREA」(文藝春秋)
2014年3月号(2014/2/7発売)

 

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